私たちは筋肉を使うことを忘れている

 

何かしらの動作を行う時、私たちの脳からは「動け」という信号が出されます。

その信号が神経を通って筋肉に伝わることで腕や足、指先を動かすことができます。

 

しかしこの神経には優位性があります。

日常でよく動かす部分の筋肉への神経伝達はスムーズに行われますが、

反対に普段使わない筋肉に対しての脳からの信号は、うまく送られなくなっていきます。

これは利き手、利き足を考えていただけたらわかりやすいでしょう。

利き手でない方の動きは利き手のそれよりおぼつかないですよね。

 

私たちの体では、生まれ持った骨格や過ごしている環境、日常の習慣など様々な原因によって

このような筋肉ごとの神経伝達の差が

からだの前後・左右や内側・外側などあらゆる箇所で生まれています。

同じ動作を行なっていても人それぞれ使っている筋肉は、実は違うのです。

 

筋肉の優位性の差は、意識しない限りどんどんと広がっていき、

その人の姿勢やクセとして現れます。

そして優位性の低い筋肉は最終的に脳からの信号を受け取れなくなります。

そうした筋肉は消えて無くなることはありません。

しかし体が使うことを忘れるために、

存在するにも関わらず機能しない、眠ったような状態になるのです。

 

このような眠り筋は、日常生活のなかで決まりきった動きばかりすることで

どんどんと増えていきます。

そして多くの筋肉が機能しなくなることで代謝の減少や姿勢の悪化、体力低下、

関節の痛みなど様々な悪影響が起こります。

 

大事なことは筋肉を「つける」ことではなく「使うこと」。

私たちのメゾットは、筋肉をつけることにフォーカスしません。

 

エイトループでは

「普段使われない多くの筋肉を動かすこと」

にフォーカスしたトレーニングを行い、人の体が本来持っている筋肉の機能を

最大限に引き出すアプローチをしていきます。

 

目指すのは、しなやかで動けるカラダ、美しく機能的な身体です。

それらは本来の人間の姿でもあり、

筋肉を適切に使うことで誰しもが手に入れられる身体です。

 


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